健太健太

(さて、今日も先生のところにプログラミングを教えてもらいに行こうかな・・・)

真美真美

健太く~ん。どこ行くの?

健太健太

よぉ! 佐々木・・・
これから、プログラミングの勉強しに行くんだよ。

真美真美

プログラミング?

そんな教室が近くにあったんだ。

健太健太

いや、教室ではないんだけどね。

そうだ! 佐々木、知らないか・・・
平日の昼間とか近所の公園をふらふらしている、おじさん・・・
あの人がプログラマーで、僕にプログラミングを教えてくれる事になったんだよ。

真美真美

えっ? あの人・・・

あんな怪しい人がプログラマーな訳ないじゃない。
やめた方がいいわよ。だまされているわよ。

健太健太

う~ん・・・
でも言っている事はまともだと思うんだよなぁ。

真美真美

じゃぁ・・・いろいろ教えてもらったんだ。

もうプログラミングは出来る様になったの。

健太健太

いや。始まったばかりだから、まだプログラミングのところには行っていないんだよ。

真美真美

う~ん。やっぱり怪しいわね。

いいわ・・・私も一緒について行ってあげる。

健太健太

え~! いいよ。ついて来るなよ!!

真美真美

いいから。いいから。さ、行きましょ。

 

・・・

 

真美真美

こんにちは。佐々木真美 (ささき まみ)です。

健太健太

ごめんなさい。ついてきちゃいました。

田中田中

健太君もすみにおけないなぁ。
こんなに可愛い彼女をつれてきちゃって・・・

健太健太

かっ 彼女って・・・・
冗談じゃないですよ。誰がこんな奴と・・・

真美真美

そうよ! 私と健太君は、幼なじみなんだから・・・

田中田中

幼なじみが付き合っていない理由にはならないだろう。
お幸せに、お二人さん・・・

真美真美

き~~っ!
なんて、デリカシーのない人なの・・・ 大っ嫌い!!

健太健太

ところで、先生・・・
今日のプログラミングなんですけど・・・・

田中田中

ごめん。健太君・・・・
僕、お腹すいちゃったんだ・・・

丁度、彼女もいる事だし、
一緒にカレーでも作ってきてくれないかい・・・

健太健太

だ、か、ら・・・彼女じゃないって言っているのに・・・
でも、分かりました・・・作ってきますよ。

佐々木・・・行こう。

真美真美

えっ?! なぜ私まで・・・嫌よ。

健太健太

ごめん。頼むよ。
俺一人でカレー作るの自信ないし・・・

真美真美

仕方がないわね。わかったわよ。

 

・・・

 

健太健太

先生・・・お待たせしました。
(大半は佐々木にやってもらったけど・・・)

田中田中

おぉ・・・これは美味そうだ。
いただきまぁす。

健太健太

食べ終わったら、教えてくださいよ。先生・・・

田中田中

うまい、うまい・・・・ うん。分かったよ。

真美真美

(いい歳して、ガツガツ食べちゃって・・・だから太っているのね。)

・・・

田中田中

あ~うまかった。
ごちそうさま。

健太健太

先生、今日は何を教えてくれるんですか?

田中田中

そうだね。
今日は「なぜプログラミングが必要か?」という話をしよう。

健太君はプログラミングっていうのは何の為にすると思うかい。

健太健太

う~ん・・・
ゲームとかのソフトウェアを作る為ですか?

田中田中

うん。そうだね。

実は、コンピューターというの最初はただの機械の箱にしか過ぎないんだ。

それを、自分の思い通りに動かす為にソフトウェアが必要で、プログラミングはそれを作る為に必要なんだ。

だから、プログラミングというのは、結局はコンピューターという機械の箱に
自分のやって欲しい事を伝える為の手段なんだよ。

健太健太

なるほど・・・

田中田中

では、健太君・・・今度は質問を変えるね。

プログラミングはなぜ必要なのかい?

健太健太

えっ?! なぜ?

田中田中

さっき、プログラミングはコンピューターにやって欲しい事を伝える為の手段だと言ったよね。

健太健太

はい。言いました。

田中田中

僕はさっき、健太君にカレーを作ってもらった。
そこでプログラミングは必要だったかい?

健太健太

いえ。「作って」て言われただけですから・・・

田中田中

だから、健太君にカレーを作ってもらう時にはプログラミングは必要ない訳だ。

では、なぜコンピューターにやって欲しい事を伝える為には、プログラミングが必要なのか? その理由が分かるかい?

健太健太

確かに・・・やって欲しい事をやってもらうって意味では共通していますね。

真美真美

コンピューターが何も知らないからじゃないかしら?

健太健太

えっ?

真美真美

だって、田中さん、さっき言ったじゃない。
コンピューターっていうのは最初はただの機械の箱だって・・・
だから、最初は何も知らない、何もできない・・・ だから「プログラミング」っていうので手順を説明する必要があるんだと思うわ。

だって、私や健太君がカレーの作り方を知らなかったら、田中さんはカレーの作り方を一から説明する必要が出てくる訳でしょう。

田中田中

うん。その通りだね。

・・・ って、何? この子 ・・・優秀だね。

健太健太

僕と違って頭いいんですよ。

田中田中

何はともあれ、プログラミングっていうのは
何も知らない「コンピューター」っていう子供に、
やって欲しい事を一つ一つ伝える・・・・ ただ、それだけの事に過ぎないんだ。

だけど、その伝え方を覚える為には、コンピューターの特性を知っておく必要がある。

健太君と真美ちゃんは、コンピューターにはどの様な特徴があると思うかい?

例えば、「速い」とか「記憶力がいい」とか・・・

健太健太

確かに、処理速度はすごく速いですね。
ハードディスクで情報をどんどん保存できるから記憶力もいい。

・・・ あとは、いくら動いても「疲れない」とか・・・

真美真美

あと、良いところではないけど、
暑いところが苦手とか、日本語が苦手だとか・・・

健太健太

日本語が苦手って?

真美真美

だって、「カレー作って」っていう風に頼めないんでしょう。

田中田中

うん。その通りだね。
あとは「機転が利かない。」というのがある・・・・

挙げるとこんな感じかな?

長所 短所
● 処理速度が速い。
● 記憶力が凄い。
● 疲れない。
● 暑いところが苦手。
●日本語が苦手。
●機転が利かない。

 

健太健太

機転が利かないというのは、どういう事ですか?

田中田中

例えば、さっき僕が健太君にカレーを作る様に頼んだ時、健太君はカレーライスを持ってきたよね。
そして、スプーンも一緒に持ってきた。

健太健太

まぁ・・・カレーと言えば普通カレーライスで、スプーンを使って食べますからね。

田中田中

だけど、コンピューターの場合は「カレーを作って」と言ったら本当にカレーしか作らない。
ご飯にそれをかけて欲しい時も、スプーンが欲しい時も いちいち教えてあげないといけないんだ。

これは、コンピューターが何も知らない・・・というところに実は原因があるんだ。
例えば、健太君はカレーといえばカレーライスというのは、生まれた時から知っていた訳ではない。
それは、これまで健太君が生きてきた人生の経験で身に付いたものだからね。
・・・ コンピューターっていうのは、そういう経験というものが全くない・・・いわば赤ちゃんと同じ状態なんだ。

健太健太

なるほど・・・・
その何も知らない赤ちゃんに伝えるのが、プログラミングな訳ですね。

田中田中

その通り・・・

健太君も自分より小さい子供がいて、その子が何も分からなかったら分かる様に丁寧に一つ一つ教えていくだろう。
プログラミングっていうのは、それに似ているね。

真美真美

(確かに、まったくのインチキではなさそうね。
でも、これで納得した訳じゃないんだから・・・)

 

まとめ

コンピューターは凄い能力を持っているが、何も知らない赤ちゃんと一緒・・・
それに、やって欲しい事を伝える為にプログラミングがある。